何もなくて豊かなカオハガン島ツアー①〜ツアーの様子〜
昨日はデイトリップでかなり癒されてきました、はなです^^
「何もなくて豊かな島」と称されるこちらの島で、
ゆったりとした1日を過ごしました。
カオハガン島とは
私の今回の旅行先は
「カオハガン島」
ここの島のオーナーはなんと日本人。
約30年前にこの島に魅了され、「島を買ってしまった」というのだから驚きです。
人口600人あまりのこの島では、
島民が自然からの恵みを分け合い、助け合いながら生活しています。
ツアーに参加するには、マクタンのマリゴンドンビーチに集合。
個人で行ける方法を見つけきらなかったので、
ツアーに参加しました。
今回参加したツアーは公式サイトから申し込んだツアー。
このツアーが大正解!
まず、シティーからマクタンのマリゴンドンビーチへ向かいます。
タクシー代は250ペソくらいでした。
ここはビーチというか、小さい港なのですが、
到着したら、現地スタッフの「ブラボーさん」を探します。
(港に続く道はこのようになっています。
写真は港を背に振り返って撮ったものです)
「ブラボー、ブラボー」と言いながら歩いていると、
フィリピン人がブラボーさんのいる場所まで連れて行ってくれました。
彼は、私の名前が書いた紙を持って待っていました。
港の様子はこんな感じ。
この先から小さめのボートに乗り込んでいざ出発!
先に見えるのが目的地。
ボートで30分ちょっとです。
カオハガン島へ上陸
晴れていたので、すごく綺麗でした。
海と空の境界線が分からないくらいです。
島についたら、日本人が経営する宿に向かいます。
そこで少し話をしてから、現地スタッフと共に、島を一周回ります。
カオハガン島をぐるっと一周。
島には、小学校
日本人が寄付した本がたくさんある図書館、
観光客が木工アートを作るためのブース、
戦鶏のための養鶏場
そして、キルトを作るお母さんたちが集まる家。
ゆっくり回っても30分くらいです。
かなりこじんまりした島なのですが、
「他の場所と何かがちがう」
時間の流れがゆったりで、
どこか違う時代に迷い込んだような場所でした。
なぜカオハガンでキルトが盛んなのか。
この島を購入された崎山さんのパートナーが元キルト製作者ということで、
島民にキルトの作り方を教えたのがきっかけということ。
今はかなりの島民女性がキルトの作り方を知っていて、
家事の合間などに作業をすることで
独創的な世界感のキルト制作を完成させるということです。
下書きせずにそのまま布を切り、縫い付けていくらしいのですが、
縫い目はとても細かく、色合いは独特の美しさがあります。
私もTシャツを買いました。
(Tシャツの他に、コースターやカバン、タペストリーなども売っています)
「熱帯珊瑚礁保護区」でシュノーケル
島を散策したあとは、ボートで10分ほどの
珊瑚礁保護区でシュノーケル。
写真だとややわかりにくいですが、
たくさんの魚に出会えて楽しかったです。
サンゴ礁や植物のような海藻を見て、
海の中の住人になったような気分を味わいました。
(ボート代、シュノーケル道具とタオルの貸し出しは料金に含まれています)
崎山さんや日本人スタッフと一緒にランチ
シュノーケルが終わりお腹がすいたところで、
みんなでランチを食べました。
この公式ツアーが他のツアーと違うところは、
「島の住人と話す貴重な機会」があることです。
写真の、かぼちゃのココナッツミルク煮をはじめ、
フライドチキン、サラダ、ご飯、
そしてデザートのバナナ(ココナッツオイルをかけて食べるのが美味しい)など。
自然の美味しさが凝縮されていて、美味しく食べられました。
(日本人のかたにインタビューした様子は明日のブログで)
ランチのあとの過ごし方
追加料金を支払えば、
豊富なアクティビティー
(ココナッツオイル作り、釣り、海岸でのマサージ、ヨガなど)
に参加することができます。
私はのんびりしたかったので、アクティビティーには参加せず、
木陰で崎山さんの本を読みました。
プロローグとエピローグしか読んでいないのですが、
物語の最初に出て来る、繊細なカオハガンの自然描写に心惹かれました。
崎山さんの考える、幸福の定義とは、
「自分が欲しいと思っているもののなかで、どれだけのものを持っているか」ということ。
(完璧に内容を覚えていないので、若干ニュアンスを変えています)
欲しいものが多いと、多くのものを持っていても幸福度は小さくなり、
逆に、
欲しいものがそこまで多くないと、少ないものでも幸せになれるとのこと。
カオハガンの人々は
「生きるために必要な最低限のものだけを欲する」
「目の前にあるのものをみんなで分け合う」
という、現代の日本人にない考えを持っており、
そこから「贅沢ではないけど、幸せ」という
考えが成り立っているのだと思います。
この島で、
「涼しい木陰でぼーっとしながら余計なことは何も考えない」
この時間こそが最高の贅沢だと感じました。
今度は泊まりで来てみたいなー。
今回参加した公式ツアーが他のアイランドホッピングツアーと違うところ
普通のツアーでカオハガンに行くと、
現地の日本人と話す機会はありませんが、海鮮を山ほど食べられます。
そして、他のアイランドに寄ったりして帰るみたいです。
私は、自分たちが参加したツアーを心からおすすめします。
カオハガンの玄関口であるビーチで多くの人がごった返すなかで泳いだり、
海鮮を食べたりするだけでは味わえない、
島のよさがあると思います。
それは、人と話すことによって深められると思うのです。
写真は午後3時すぎのビーチ。
昼間は他の観光客がいて賑やかだったビーチも、
みんなが帰ると静かです。
私たちが出発したのは午後4時。
人が少なくなったビーチを独り占めできました。
(泊まる場合は、ここで朝日を見ることができるらしいです)
全体的な感想
なんども書いてしまったのですが、ここカオハガンは
「ものは少ない、けど贅沢な時間」を味わうのには最高の場所だと思います。
今まで何カ国か旅行してきた私の中で、カオハガンは、
「何か違う雰囲気が流れている」不思議な場所でしたし、
一緒に行った方も同じことを言っていました。
プライベートビーチからセブに帰るのを見送ってくれた
日本人夫婦を見ながら、
「こんなところでゆったり暮らすのもいいかもな」と思いました。
今回参加したツアーと、島のホームページ
実は、島の日本人宿の直接の連絡先はホームページに記載されていません。
神奈川県にある「アイランズブルー」というところにメールすれば、
連絡先を教えてもらえます。
(ブログに記載していいか許可とるのを忘れたので、ここには記載しません。)
日本からのスタディーツアーなども承っているみたいです。
ツアーにいけないかたにも、ぜひこの島について知って欲しいので、
ホームページを掲載しておきます。
明日のブログでは、ここでの日本人に聞いた、
子育ての仕方や医療の現状についてお伝えします。
頑張って思い出して書くので、お楽しみに。
そのブログとはこちらです。