はなの海外大冒険!

海外生活で体験したことや考えたことを綴るブログ♬フィジー留学、オーストラリアでのワーホリ経験を経て、セブのゲストハウスで管理人をしながらブログを書いていましたが、家庭の事情で急遽日本に帰国。これからは海外で学んだことをもとに、日本で考えたことを書いていきます。

いきもの日記【7】”チョウ”になるか、”ガ”になるか

外出中の昼休み。

外にいても、いきもののことを考えてしまう。

 

「食事は足りているだろうか」

「部屋は暑くないだろうか」

今日も元気に過ごしてほしいと考える私は、

まるでいきもののお母さんだ。

 

 

数日前、このいきものが将来どんな姿になるかGoogleで検索してみた。

今より小さかったいきものの姿と写真を見比べ、これは【オオスカシバ】というガの幼虫かもしれないと思った。

 

チョウではない。

ガである。

 

モスラである。

 

ちょっと引いてしまった。

 

 

大人になったら可愛いチョウチョになると思っていたのに、

もしかすると見た目がグロテスクなガになるかもしれない。

(未だ予想である)

 

 

これは、私の嫌いな【ガ】の幼虫かもしれない、

と考えると、

ちょっと身構えた。

 

でも、同時にこうも思った。

「かわいい幼虫として大切に育てたいきものなら、

グロテスクなガになっても、

もしかするとかわいいのかもしれない」と。

 

 

可愛い

グロテスク。

 

相反する言葉だけれど、イメージの先の個体は同じ。

このいきものの大人になったときの姿。

 

 

 

 

 

私の好きな本、星の王子さまには、こんな一説がある。

 

【きみのバラが、きみにとってかけがえのないものになったのは、きみがバラのために費やした時間のためなんだ】

 

王子さまは自分の星にある1本のバラを唯一のものと思って世話していたが、実は地球にはたくさんのバラがあった。自分のバラは特別でもなんでもなかった。

でも、キツネに出会って分かった。

普通の人にとっては全て同じバラでも、自分が大切にしてきたバラは、かけがえのないものなんだと。

 

 

私のいきものは、

一般的にグロテスクな外見であり、どこにでもいるイモムシかもしれない。

でも、

小さいうちから成長を見守り、

食事となるガーベラを求めて3件の店をはしごし、

周りに散らばったうん◯を掃除し、

朝顔を洗うより先に姿を確認するような

大切ないきもの。

 

 

だから、

他のいきものとは違う、

たった1匹の【私のいきもの】であり、美しいのである。

 

 

Google検索によると、自然界のモンシロチョウが卵から成虫になるのは2パーセント。

100個の卵があっても、2匹しか大人になれない。

このいきものは、大人になれるのだろうか。

 

 

 

 

私は

今日も"いきものの食費"を稼ぎながら、

休憩中にはこんなことを考えている。