うまい文章を書くにはどうするか?
新人看護師時代は「あなたの記録は読みにくい。日本語がおかしい」と言われていたのに、
フリーランスになってから文章でお金を稼いでいる、はなです。
いや、まじで、
「あなたの日本語はおかしい」って何?
ま、先輩ももっとわかりやすい記録を書けって伝えたかったんだとは思うけどさ。
ある方に質問されました。
「はなさんの文章好きです。どうやったらよい文章をかけるようになりますか?」って。
私に相談してくれるなんて、ありがたいですよね。
私からの回答は
「あなたがうまいと思う文章は何ですか? それをそのままパクりましょう」です。
うまい文章の定義ってかなりあいまい
よい文章・うまい文章って何でしょう?
それは、人によってかなり違いがあるはずです。
- 新聞のような、カチッとした文章
- プロの小説家のような、分かりやすい比喩表現
- 筋が通って矛盾点の一切ない、論理的な文章
- 相手のよさを存分に引き出した、インタビュー記事
- 個性があふれ出す、個人ブログ
これ、全部違いますよね。
結局は、どんなメディアに載せる記事か、誰がうまいと評価するかによって、うまい文章って変わってくるんです。
あなたにとってのうまい文章は?
あなたにとってのうまい文章は何ですか?
そもそも、あなたは
どんなメディアに、
どんな用途で、
誰に向けて文章を書こうとしていますか?
うまい文章を書く方法を知る前に、まずはそこを掘り下げる必要があると思います。
まずは「私はこんな文章を書きたい!」と手本になるものを見つけましょう。
そして、それをパクるんです。
仕事であれば、依頼主がよいと評価する文章を徹底的に研究すべし
私はライターとして、2つの全く違うメディアで同時に執筆をしていたことがあります。
かなり大変でした。
なぜなら、2つのサイトで求める文章のテイストが真逆だったからです。
Aのサイトは、インテリ理系男性が編集しているメディアです。
分かりやすく端的に事実を述べることが求められました。
Bのサイトは、ふんわりした女性が編集しているメディア。
私らしさを残した主観満載で、読者の共感を得るような文章がよいとされていました。
この2つのライティングの仕事をするのに、私は毎回パソコンの前で「今日は論理的思考の人」「今日はゆるくて個性を出す人」と決め、まるで役者のように振舞っていたんです。
大変でしたが、この時の経験があるからこそ今も文章で「演じる」ことができます。
仕事として文章を書く場合(ライターなど)、編集者やメディアの意向に合わせる必要があります。
なので、編集者の方がどんな文章をよしとするのか、それを分析しましょう。
そして分析した内容を自分の記事に取り入れていくんです。
私が、よい文章、いや、各メディアの編集者から評価される文章を書くためにやったことはこれです。
- 他のライターさんの記事を読み、自分にない表現をリストアップする
- 編集者に赤を入れられたところを一覧表にしておく
- すごい!と思う"同じメディアのライターさんが読んでいる本"(うまい文章術について)を買って読む
自分で一度記事を書いたあと、上の3つの視点から見直して修正していました。
半年くらいすると「はなさん、うちの求める文章に近づいてきましたね!」と言われ、
そのあとはほぼ修正を言われなくなりました。
これが研究の成果です!
個人的なものであれば、好きなブロガー・執筆者を真似るべし
文章を書くのが仕事だけじゃないという場合もあるでしょう。
ただ、趣味で文章を書いているという人。
そんな方は、自分の好きな文章はどれか見つけましょう。
1つじゃなくていいです。
3つくらい。
そしてそこから共通点を見つけて、言葉にしていきます。
なんで、その人の文章をうまいと思うのか?
好きな表現はどれか?
それを自分のブログや媒体に取り入れるには、どんな工夫をすればいいか?
そこで考えたことを自分の文章に反映させていくんです。
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端々で同じ表現を使ってもいいですよ。
語尾の使い方とか、形容表現とか。
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ほらできた!
うまい文章!
あなたの書きたい文章、
あなたらしさを残した文章、
あなたが好きな文章が
完成です!!
文章力とは、結局は"パクるスキル"
私は、
うまい文章を書くには、まずパクることが大切だと考えています。
パクる中で
自分が何が好きかがあらわになっていくし、
自分が好きな要素が取り込まれていくし、
ある程度パクれるようになったら、そこから少しずつ自分なりに崩していけばいい。
それが私なりの"うまい文章を書くコツ"
です。