実は、あと2週間弱で急遽日本に帰ります…
当たり前だった日常が重みを増して来た、はなです!
もともと9月末に帰国する予定でしたが、急遽予定を変更し、あと2週間弱で帰国することになりました。
理由は、母の体調不良。
今日のブログでは、急な帰国を余儀なくされた海外トラベラーの状況と、そのときの心情を記していきます。
ちょっと前に前兆はあったけど、気にしてなかった
「卵巣に腫瘍があるかも」とかなんとか連絡が来たのは、確か2ヶ月くらい前。
そのときは自分のことで精一杯だったのもあり、大して気にしていませんでした。
突然LINEで「卵巣取るかも」と言われた
私、携帯を2台持ちしているので、ラインはほとんど見ません。
久々に見たラインに、「卵巣取るかも」と書いてあり、かなり焦りました。
「卵巣取るって手術でしょ?私、帰らないといけないの?」
正直なところ、母の状態を心配するより、自分が急遽帰国するはめになるかもしれないというのが嫌に感じました。(ごめんなさい)
セブに来て3ヶ月弱で友達もたくさんできて、
語学学校とのコネクションもできて、
「あんなこと一緒にやろうよ」と誘われて…
むしろ、セブ滞在を伸ばそうかと思っていたときに母の病気が判明。。。
ラインを見て放心状態になり、そのあとは何も手をつけることができませんでした。
夜ちょっと目覚めたときに、考えすぎて眠れなくなったこともありました。
妹に電話すると、そのときは「まだ手術するって決まった訳じゃないらしいよ」と言われ、
手術になりませんように、と願いつつも、
悪いなら早めにとってしまった方がいいだろうと思い、複雑な思いで数日間過ごしました。
(ちなみに、未だに確定診断はついていません。手術のときに細胞をとって検査しないとわからないとのこと)
手術の日程が決まり、私は帰国のチケットを予約
病院の先生から病状についての話があったという日の夜、母に電話しました。
そしたら、「手術の日程は○日、○日から入院」と具体的な日にちを言われました。
「やっぱり手術するんだ…私、帰らなきゃいけないんだ」
現実が重くのしかかりました。
電話での母の口調は落ち着いていたので、なんとなく安心しました。
(平然を装っていたのだとは思いますが)
そこから、今働いているゲストハウスのオーナーにそれを報告し、翌朝、帰国のチケットを予約しました。
予約しながら涙が出そうになりました。
母のことはもちろん心配だけど、私も帰りたくない。
でも、「娘」というポジションは代わりがいない。
親は私のことを頼りにしている。
だから帰らなきゃいけない。
わかっているんだけど、受け入れがたい事実。
たぶん、同じ状況になったことがないと、この気持ちは分からないんだと思います。
しばらくはショックが大きすぎたけど、今は少し受容できている
セブの友達に「私もうすぐ帰るんです」と言う時、毎回泣きそうになっていたけど、日にちが経ってから、受容できるようになりました。
残りのセブでの日々で何をやりたいかに目を向けることができるようになりました。
やりたいこととやるべきことの優先順位をしっかり考えながら生活していきます。
誰かの病気が分かったときの、家族の心理
「病気と分かったときにショックを受ける」というのは、何も本人だけの問題ではない。
家族も同じようにショックを受けている。
病気になることで今までの日常が変わるのは、本人だけではなくて、家族も一緒である。
人は、目の前の出来事に一気一憂するけど、時間がたつにつれて自分の状況を受け入れ、そこから這い上がる気力も持っている。
考えればわかることなのですが、それを自身の体験で再認識できました。
私は海外生活を始める前に看護師をしていました。
「人と関わる仕事がしたい」
「資格があったら仕事に困ることがなさそう」
という軽い理由で選んだこの仕事。
心から看護職に惹かれていた訳でも、憧れの看護師さんの姿があったわけでもありませんでした。
健康そのもので病気とは無縁だった家族で育った私は、入院する人の気持ちや家族に寄り添った関わりが上手にできず、先輩に怒られることもしばしばありました。
この家族での出来事を通して、自分の中の何かが変わりそう。。。
「元看護師」から、「患者の家族」というポジションになった今、自分の心情の変化に耳を傾けて、今後の人生に生かしていけたらなと思います。
今は、残りのセブ滞在でできることを精一杯やっていきます!